283人が本棚に入れています
本棚に追加
「ち!」
チビスケと言おうとする、転がったままの銀星さんの両頬を両手で挟みました。
だってそうしないと、銀星さんったらそっぽを向くのでキチンと注意ができませんし。
「ワタシ『チビスケ』ではないと、何度も言ってますよね。」
「・・・」
銀星さんったら、ワタシを凝視しています。
「ヒィィ!」
「ジャックちゃん、五月蝿いですし!
怖いなら着いて来るなし!」
「「・・・・」」
ふたり、黙りましたし。
改めて銀星さんの顔を見ました。
基からかなり吊り上がった(イチズくん曰わく魅惑の三ぱく眼に近い切れ長の瞳)でしたが…いまは4泊6日出来そうな鋭い瞳でしたとさ。
「それ…『ぱく』違い…『三白眼』であって『3泊眼』ではないから」
ジャックちゃん、五月蝿いですし!
「「・・・・」」
「額の角には、今の目の方がお似合いですが…。
ワタシとしては、それに黒い翼が生えていた方が数段カッコイイと思うのでしたがね。」
「「お前(…)それ、吸血鬼か悪魔だろ?」」
ただその牙は…唇の端っこ、乾いて痛くならないですかね?
間違えて、自分の下顎に穴空けちゃったら…やっぱり痛そうです。
「「・・・・」」
最初のコメントを投稿しよう!