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銀星さんの吊り上がった目尻が、少し下がった気がしました。
ホッと小さく息を吐いて…チビスケお前って奴は…と言ったようですが、案の定牙に唇が張り付いているのか?少し聞き取りづらいのでしたとさ。
「だけど、何で此処に銀星さんが?」
疑問過ぎてワタシの手が疎かになってますし。
「どっかの婆さんが…ちび輔が困っているから行ってこいと…妙に上から目線でな、ついでに此奴をいただいた。」
それは、獄卒の持つ金棒から出来た両刃剣なのだそうでしたが…使わない時は、小さくなってキーホルダーのようになる優れものだそうです。
ワタシが困っているからと、銀星さんを訪ねていくなんて…お婆様だと思うのでしたとさ。
ハーピーやリュージュが来なかったのは…やっぱり、ワタシの力がまだダメダメだからでしたかね?
ほんの少しシュンとしてしまいましたが…。
「ウッ…痒っ!痛ててテテ…。」
ジャックちゃんがかぶれ過ぎて、転げ回りながら身悶えてますし。
銀星さんも、ナイフを仕舞った時顔を顰めてますし←常に顰めっ面(鬼の形相とも言う)。
ここはやっぱり、この薬草の出番ですよね。
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