283人が本棚に入れています
本棚に追加
銀星さんに貰った旗ですたが…けっこう重いので引き摺って歩いてます。
鬼ヶ島に向かうべく、村を出たところで…あちらの桜の木の人を見つけますた。
zzz…
良いお顔で眠っているので、ワタシはそっとその場から離れようとしたのでしたが…。
ええと…ワタシの脚をその人が掴んで離さないのでしたが…?
「ムニャ…ムニャ…わん!」
ええと…?
「何をしているにゃ、桃タロにゃん!
会計にゃんの頭をよく見るにゃ!」
ええと…頭?
「なんだか、茶色のふわふわが垂れ下がってますたが…。」
「紛れもなく、それは犬耳にゃ!」
ええと…?桜の枝からシュタっと3回転して下りてきたのは…
「猫又 多摩にゃん」
「ええと…タマさんですたか…タマさん、タマさん、クリーム味の吉備団子ありますがいかがですか?」
「ありがとにゃ…って!コレじゃお供が犬猿雉じゃなくて、猫猿雉になってしまうにゃん!」
「別に~お供とかじゃなくて…吉備団子の味見ですし…」
「味見にゃん?ならいただくにゃ。ついでにナレーションも代わってあげるにゃ。」
「ありがとうございますタマさん。」
桃タロ大輔にゃんの笑顔はとろけそうなくらい可愛いかったにゃ。
最初のコメントを投稿しよう!