第1章

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「あのぉ…前に進めないので、放してほしいのでしたが…。」 「ゃだ…わん…ムニャ」 「困ったなぁ…誰か居ないでしたかね?」 桃タロ大輔にゃんはタマを見たにゃ…でもタマはナレーションなので、猫の手にはならないにゃん。 「吉備団子…チョコ……口移し…ら、ぉ…も…る…わん…」 ええと…吉備団子の口移しですたっけ? 「しょうがなさすぎですたねぇ…そしたら、手を放してくれますかね?」 わんこ会計は寝ながら頷いたニャ。 「じゃあ…ハムッ」 「桃タロニギャ!」 『チビすけ!』 『大輔くん!』 「ええと?今、銀星さんと護さんの声がしたような…モキュ,モキュ…」 「…きび…子…」 「口移しはしませんし。小さな子供に口移しはいけませんし…虫歯がうっちゃうのだそうですが?」 「ニャハハ、大輔くんらしいにゃ」 『ホッ…』 「そこんとこぉおおお!!!口移しでラブラブしなきゃ駄目!絶対!だろうがぁあああ!!!」 ええと…?
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