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中に入ると、金髪幼女が座っていた
ドーナツ大好き吸血鬼そっくり
「アリシャさん、コレを編入させて下さい」
カヅキは、そう吸血鬼に言う
てか、こいつ偉いのか?
小さいんだけど
「構わんが・・・ふむ、貴様 名は?」
「篠原夏月」
とりあえず、答える
てか偉そう
マジであの吸血鬼と一緒なんかね?
「東の名だな、まぁ良いか。私はアリシャ、この学園の長をしている者だ。学園生活を楽しんでくれ」
「あ、どーも・・・」
テンプレだなー、これ
「ありがとうアリシャさん、今度クッキー焼いて持ってくるよ」
いつの間にかコートを脱いでいるカヅキに、俺は目を疑う
いつ脱いだコイツ
「じゃ、行こう。アリシャさん、コイツは私と同室で構わないので登録をお願いします」
「応、任せておけ」
今、聞き捨てならない言葉を聞いたぞ?
「いや、コイツと同室って・・・」
「どうせ空き部屋の支度も時間が掛かる、幸いカヅキの部屋は本来四人部屋なのだが1人部屋扱いに近い状態にある。知り合いなのだろう?良いではないか」
わーお、倫理観念ねぇのか、この人(?)
「万が一の間違いが起こる可能性を考えないのか?と言う顔だな?お前にカヅキを組み敷ける能力が有るとは思えんし、仮に万が一の間違いが起こったなら、カヅキが組み敷いただけだろう?」
うん、この人カヅキの性格熟知してるわ
「おい、早く来いナツキ。夕飯が遅くなるだろう」
「へいへい・・・」
俺も腹減ったから、素直についていく
「この学園は規模が凄いからな、迷子になるなよ?」
「善処するー」
食堂には行かず、寮の部屋に帰る
「ようこそ我が家へ」
中に入ると、掃除が行き届いているのか綺麗な部屋だった
「お義姉ちゃーん」
奥の部屋から、幼女が歩いてくる
「・・・誰?」
「ん?アオイ、おもうと だ」
何だって?
首を傾げていると、説明してくれた
「義妹に見える義弟?男の娘だ、うん」
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