気づいたら異世界へ

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え、何? 観世音菩薩みたいな? 「あぁ、そう・・・」 とりあえず、納得してみる 「とりま、右トイレ 左が風呂な?部屋は・・・ココ、右側のベッドを使ってくれ」 案内されながら、カヅキの説明に頷く 「んじゃサッサと作るから、待ってろよ?」 「おー」 と言っても、荷物なんてないんだけどな 「ナツキ君、少し付き合ってくれないかな?」 リビングでソファに座り、ぼーっとしてると、女の子が話しかけてくる 「は? てか、あんた誰? なんで俺の名前知ってんの?」 「カヅキちゃんから聞いていたんだ、夕食前に少し運動に付き合ってほしいんだ」 運動って、走る事かねー 「いーぜ、別に」 立ち上がり、歩き出した女の子についていく 「30分で出来るからな~~」 カヅキはそう言い、俺たちを見送る 「此処でいいかな?」 庭に連れ出され、俺は首をかしげる 「こんなとこで運動? 何すんの?」 「簡単な事だよ、今から僕が君を斬る。君は僕に斬り殺されない様にする、それだけだよ」 なんだ、この物騒女子 これもテンプレだよなー 「じゃぁ・・・行くよ?」 物騒女子は体勢を低くし、どっから出したのか、日本刀を持っていた 俺はその子が動いたのと同時に、真剣白刃取りをする 「うわ、アブね!!」 あと一歩遅かったら、真っ二つだった! 「へぇ、やっぱり」 なんか納得したように、彼女は喋る 「あ? 何が?」 俺は若干イラつき、尋ねた 「君は僕達と同じ何だね?」 「あー、多分なー。神に殺されて落とされたってんなら」 まぁ、あのキャラなら仕方ないとは思うけど
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