気づいたら異世界へ

9/13
前へ
/41ページ
次へ
後ろからドカバキと音が聞こえたが、聞こえないフリをした 「ふー・・・」 シャワーを浴び、1日の疲れを癒す とりあえず、明々後日から学校に通わなきゃいけない それは良いんだけど・・・ 「カヅキと同室か・・・」 幼女が一緒とは言え、理性が持つんだろうか? 「何、頭を抱えてるんだ?」 背後から声が聞こえ、思わず振り向こうとしたが・・・待て待て、落ち着け俺 「なんで入ってきてんですかね、カヅキさん?」 「背中を流してやろう」 振り向けないから、おそらくなんだが・・・ぜってードヤ顔してるわ、こいつ 「結構です、お帰りください痴女様」 「失礼な奴だな」 精一杯の抵抗だったんだけどな カヅキはシャワーヘッドをひったくり、俺にお湯をかけてくる 「全く、昔は一緒に風呂に入ったろう?」 「昔は昔だろ? しかも小学校低学年の話。馬鹿じゃねーの?」 そう言うと、カヅキはシャンプーを頭にかけてきた 「なら馬鹿で良いさ」
/41ページ

最初のコメントを投稿しよう!

5人が本棚に入れています
本棚に追加