ノスタルジックハーレム

46/51
19人が本棚に入れています
本棚に追加
/51ページ
「じゃあ、紘夢。スイッチを入れるよ。思う存分啼きなさい」 「えっ? わっやぁぁあああっ」  胸に今まで感じたことのない刺激を受け、ぼくは叫び、背をしならせた。 「口がお留守だぞ。俺を忘れんじゃねぇよ」  と、続いて壱心に後頭部をつかまれ、ふたたび彼のイチモツを咥えさせられた。さらに、壱心はぼくの頭を固定したまま、無遠慮に腰を打ち振るってきた。く、苦しい……でも、口を犯しているのが壱心だと思うと、どうしようもなく淫らな気持ちになる。ぼくは壱心にイラマチオをさせられながら、大聖には後孔を、蒼空には胸の突起を責められているのだった。身体のどこというのでなく、もう全身が気持ちいい。ぼくの中心は、さっき達したばかりだというのに、また痛いほどに隆起しているのだった。 「だいぶやわらかくなってきたな。壱心、お前まだ挿れたことないだろ。特別に譲ってやるよ」 「おうよ。もう準備万端だぜ」  そう言うと、壱心はぼくの口内から肉棒を抜き去った。少し寂しい気もしたが、たった今まで口に咥えていたものが、これからうしろの孔に入ってくるのだと思うと、意思とは無関係に肉洞が収縮してしまうのだった。 「おら、紘夢。これがほしいか? ん?」  言いつつ、壱心は自身の先端をぼくの入口に押し当て、回すようにこすりつけてきた。そのもどかしくエロティックな行為に、ぼくは我を忘れて哀願してしまった。 「やっあっ……お願い。壱心のほしい。壱心の大きいので突いてっ」 「やっべ。昂奮しちまった。お前、責任取れよっ」  壱心は一気に剛直を突き挿れ、猛烈なストロークを繰り返した。あまりの激しさになにも考えることができなかったが、蒼空が前に回ってきて、ぼくの口内に屹立を押しこんだのはわかった。大聖も、自分のモノを扱きつつ、ぼくの分身も愛撫している。いつのまにかふたりとも全裸だ。そうして、快楽の渦に巻き込まれてしばらくしたのち、 「おっヤベぇっ。紘夢、イクぞっ。全部受け止めろよっ」 「あっあっんぁぁあああっ……」  壱心はぼくの体内に思いきり、大量の白濁を吐き出した。ぼくにはそのほとばしりの感触がはっきりとわかり、充足感に包まれた。やがて壱心が出ていき、ひと息つくまもないまま、今度は蒼空が入ってきた。壱心に引けを取らない、すさまじい圧迫感だ。
/51ページ

最初のコメントを投稿しよう!