第1章

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「ジャマ、ジングウジ」  モモのボキャブラリーも増えてきた。主に、神宮寺を怒る言葉が増えている。 「親子だな…」  瞬と亜里沙は、ほのぼのと家族を見ていた。 北神探偵社 終り おまけ  モモが、施設を抜けてまで神宮寺に会いに来たのは、病気を知らせる為ではなかった。 「モモ、ジングウジのカタオモイ、オウエンしにきた」  北原は、モモの言葉を聞き流していたが、神宮寺は真っ赤になってモモの口を塞いだ。 「大人には事情があるの」 「モモは、パパとパパでもいい。でもナカヨシがいい」  うんうんと、神宮寺が頷く。   321
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