第三章 死から来る者

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「あの猫は何ですか?」  瞬の質問に、 亜里沙は瞬の手を離した。  救急車がやってきて、 倒れている人の蘇生を始めた。 やがて、 救急車はサイレンを鳴らさずに帰り始めた。  周囲は夕暮れになり、 過ぎてゆく車のライトも灯り始めた。 「帰ろうか」  亜里沙は、 ゆっくりと歩き始めた。
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