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瞬はやり方は分からないが、
感覚を消したという亜里沙の言葉は信用できた。
ユカは数人の少女達と、
駅に向かった。
少女達はクラスメートらしく、
悪口や好きな食べ物の話題などで盛り上がっていた。
そうして見ていると、
ユカは普通の女子高生のように見えた。
駅まで来るとユカだけ反対方向の電車に乗り込んだ。
追いかけて、
亜里沙と瞬が隣の車両に乗り込んだ。
「気配を消したままだと、
電車料金が払いにくいですね」
瞬は生真面目に、
タダ乗りではない。
亜里沙は他の人に見えないのをいいことに、
タダ乗りしていた。
ちなみに、
亜里沙は機械にも察知されない。
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