第三章 死から来る者

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 瞬はやり方は分からないが、 感覚を消したという亜里沙の言葉は信用できた。  ユカは数人の少女達と、 駅に向かった。 少女達はクラスメートらしく、 悪口や好きな食べ物の話題などで盛り上がっていた。 そうして見ていると、 ユカは普通の女子高生のように見えた。  駅まで来るとユカだけ反対方向の電車に乗り込んだ。 追いかけて、 亜里沙と瞬が隣の車両に乗り込んだ。 「気配を消したままだと、 電車料金が払いにくいですね」  瞬は生真面目に、 タダ乗りではない。 亜里沙は他の人に見えないのをいいことに、 タダ乗りしていた。 ちなみに、 亜里沙は機械にも察知されない。
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