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ふんぞり返るかのようにイスに座っている神宮寺は、
北原に睨まれて、
避けるがの如く、瞬を見た。
瞬は、
北神探偵社の台所から出てくると、
味噌汁のなべをテーブルに置いた。
「尾行も満足にできなかったうえに、
依頼者に助けられただと?
しかも、殺されそうだ?
どこまで、ふざけてる」
北原は、
神宮寺の横の椅子に座ると、
料理の隙間に書類を置いた。
その書類には、
今まで会屋や瞬に関り、殺された人物の、
経歴が書いてあった。
一流大学を卒業していたり、
実はきちんとした企業に勤めていたりと、
胡散臭いアルバイトをしていた割には、
きちんとした経歴があった。
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