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僕は、人生が変わる事をまだ知らずにいた。
高校生になった僕は親の都合で地元から離れた高校に通う事になった。
共働きなんだから一人で暮らすって言ったのにな・・・。
そんな不満を抱えながらも入学した。
当然僕の事を知ってる人なんて居ないし、
馴染めるのか不安な気持ちだった。
教室に入って席に座ると、隣に誰かが座ったのがわかった。
チラッと横目で見ると、端正な顔立ちで驚いてしまった。
えっ、こんなカッコいい人って居るんだ・・
まるでアニメの世界から出てきたように思えてしまう。
そんな僕の視線に気がついたのか、こっちを見た。
「お前、見た事無いよな?このへんの奴じゃないのか?」
僕「あ、うん。引っ越して来たからね。」
何でこんなにも胸がドキドキしてるんだろ・・・。
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