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普段は保健医と言う最強のガードマンに守られている久遠様ですが、たまに保健医も保健室を離れる事があります。
そんな時に暗躍するのが保健委員会。
蘭学園の保健委員会はちょっと…いや、かなり可笑しい。
普通保健委員会とは地味で大して目立たない大人しそうな存在であるはずなのに(勝手なイメージ)、何故か風紀委員会にも負けずとも劣らずな精鋭揃い。所属委員は皆強い。
そして保健委員会副委員長である久遠様を、尊敬を通り越して信仰していると言っても過言ではなく、もはや信者や崇拝者と呼んだ方が正しいレベル。
そんな彼等にこっそりと、しかし完璧に守られた久遠様に手出し出来る輩はいません。
オレも保健委員会に入会希望をしたかったんですけど、スペックが足りなくて断念しました。
久遠様の元に中途半端な人間は要りませんからね。
久遠様と知り合って偶に言葉を交わす内に少しずつ、けど確実に、蘭学園を好きになれている気がします。
だって久遠様がこの学園を好きだって言うから。
王道学園って言葉を教えてくれたのも久遠様です。
よく意味は分からないけど、他にも久遠様が楽しそうに話してくれた事は沢山あります。
神々しい微笑みに見惚れてその内容はよく覚えていないオレはやっぱりスペックが足りていない。
久遠様のお言葉はどんな些細な台詞まで一言一句記憶してみせる、保健委員までの道のりは遠いです。
でもいつか絶対、保健委員兼久遠様親衛隊の保健委員会に入ってみせますからね!
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