キスフレ2nd kiss Vol.28

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「そ、そういえば小栗って 日本酒との相性最悪だったよね」 「...うんまあね」 「もしかして、かなり限界だったりしたの?それでここ?」 「うん、まあね」 彼は再び同じ台詞を言った。 両手両足を投げ出し、天井を眺める彼からそっと離れようとした 私の腕を掴まれて、再びひっ!と小さく悲鳴をあげた。 「俺が怖い?」 「そうじゃない...けど」 腰に巻かれたタオル一枚が 彼の体に唯一身につけられているものだ。 そんな彼が近くにいる状態で、 冷静な対応などできるはずがない。 彼が怖いというより、 自分がどうにかなってしまいそうで怖い。
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