キスフレ2nd kiss Vol.28

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「何もしないよ、ただ少し話がしたいんだ」 私は、浮きかけた腰を下ろした。 私の手に指をからませ、空を見上げたまま瞼を閉じた。 「佐藤....」 私の名前を、空へとボールを投げるように彼はつぶやく。 「なに?小栗」 私はそのボールを受け取った。 「あの部屋にいた男たちのさ。 いったい誰が佐藤の彼氏なの?」 次のボールは、残念ながら草むらに転がっていった。 少し草をかき分けて探すので時間がかかりそうだ。 「どれも彼氏じゃないですけど」
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