キスフレ2nd kiss Vol.28

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「つーか。あいつは、俺と佐藤のキューピッドをやりたいんだって それで俺は、タクシーを途中で降ろされたってわけで...」 「杉田君が、愛のキューピッド?」 「余計なお世話だって言ってやったんだけどきかなくて」 照れ臭そうに彼はいう。 彼と一体、何を話せばいいのか私にもさっぱりわからないというのに、 杉田君のキューピッドはおせっかいでしかない。 「というより、佐藤はここで何をしてるの? 社長とか、ほかの人は?」 「えーと、理由がありましてですね。 と、とりあえずどっか入ろっか」 説明しづらい私は、此処から離れることにした。 仕方がないので小栗と一緒に時間を潰そう。 彼を即してネオン看板の前の通路に入ろうとする。 「って、ちょっと、佐藤、、ここでいいの?」 と、慌てた様子で私の腕を引っ張るので、 店前を照らす光に視線を向けた。 ビルのネオン看板は居酒屋ではなく、 ランジェリーパブのお誘い看板だった。
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