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「まあ...俺は構わないけど」
「し、静かなお店がいいよね!あはは」
ぎこちない笑いでごまかした私を、今度は小栗が引っ張った。
「せっかくだし、二人きりになれるとこにしようか」
そう言った小栗は、車のエンジン音が聞こえない場所へと向かった。
紫やピンクの看板が並んだ店先を通り過ぎたさきの、
ビルの一角で、彼は足を止めた、
「ここでいいかな?」と行った場所は、
「ラブホテルだとおもうのですが...」
ご休憩の文字が光る場所だった。
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