キスフレ2nd kiss Vol.28

8/40
前へ
/40ページ
次へ
部屋に上がるエレベーターに乗り込んだ 小栗の顔は真っ赤だし、 目はとろんと今にも眠りそうな勢いである。 なんだか、 このままおしゃべりする前に、 眠ってしまうんじゃないかと思った。 「とりあえずシャワー浴びてくる」 彼の自由奔放さに、 我々は、 会話をするというためにここに入ったのですよね? と再度確認すべきか迷った。 サクサクと進む彼の行動には、先ほど放った誓いの言葉がある。 それも、シャワーを浴びてきれいさっぱり忘れていそうな気もする。 冷たいシルクのベッドの上に頬を預ける。 「何してんだろ、私」
/40ページ

最初のコメントを投稿しよう!

638人が本棚に入れています
本棚に追加