カラオケボックスの住人

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「よっしゃー!俺が王様だぜ!!」 「え~?またぁ?アンタえっちい事ばっか命令してくるからイヤなのに…」 私は、高校の文化祭の打ち上げに来ていた。うるさい&お金のない学生たちが大勢で集まれる場所なんて、駅前の古いカラオケくらいだったのでみんなそこで楽しくやっていた。そんな時、クラスのリーダー格の男子が唐突に王様ゲームしようと言ってきた。誰も嫌だとは言わず、寧ろみんな肯定派だった。 「じゃあ~4番が…隣の部屋に行ってくる!!」 4番は私だった。 断ろうとしたのだが、ここで断ってしまえばみんなのテンションを下げてしまうと思った私は、覚悟してクラスメイトがいる部屋を出た。
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