ANOTHER

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「はぁ……」 ベットの隣にある目覚まし時計を見てすぐに溜め息をつく。 最悪の目覚めだった。 夢で会社に遅刻し、部長にこっぴどく怒られた。 現実ではなかったことが救いである。 それに毎日規則正しく生活しているはずなのに、いつもより三時間も遅く目覚めてしまった。 久し振りに取った休みだから、体がどっと疲れていたのかもしれない。 目覚まし時計の右隣にある眼鏡をかけて、最近買ったばかりのスマートフォンを見る。 メールの画面を開くと、一通のメールが届いていることに気づく。 差出人は会社の同僚で、今朝早くに送られていた。
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