ANOTHER
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「本田武史は貴方ですよ」 「……は?俺は本庄篤です。いくら顔が瓜二つだからといって、言いがかりは止めて下さい!仮に俺が本田武史だとしても、俺はここに今日初めて来たし、人を殺したことなんて全くない!」 興奮している俺に対して、刑事は変わらず冷ややかな目で俺を見る。 俺は思わずたじろんだ。 「いいえ。本田武史は貴方です。 貴方のもう一人の人格。それが本田武史ですよ」
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