1/9
前へ
/40ページ
次へ

  千宮の帰国パーティ。 近々の話だったにも関わらず、 噂の人物と接触しようと400人以上が集まった。 千宮は明らかに戸惑いつつも 仕方ないという様子で付き合う。 23時過ぎ、 ようやく拘束を解かれた千宮は柳達を連れ 二次会に出かける。 場が落ち着き、意を決した中川は胸に溜めた罪悪感を 吐き出すように深く頭を下げ、謝罪をする。 「・・・先輩、俺は貴子を・・・」 千宮はそんな中川を制し、笑う。 「謝る必要はないよ。」 恐縮する中川に千宮は優しく微笑み ビールをついだ。
/40ページ

最初のコメントを投稿しよう!

7人が本棚に入れています
本棚に追加