壱
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貴子は結局顔を出さなかった。 柳との約束通り、帰国を告げたが そう・・・、と貴子は呟くだけだった。 歩もそれ以上何も言わなかった。 「・・・貴子は元気?」 千宮は気負った様子も躊躇う様子もなく それまで通り、穏やかな表情でそう歩に尋ねた。 あまりに普通に聞かれて、歩の方が戸惑う。 「・・・はっ、い・・・」 よかった、と嬉しそうに微笑む千宮に 歩は心苦しささえ感じた。
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