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翌朝、朝食を取った、勇馬は、マリーの両親に、挨拶をすると、お弁当をもらった。
マリーは、拗ねた顔で、
「私、勇馬について行く。」と駄々をこねている。
勇馬は、困った顔をしていたが、
「マリー僕と一緒の旅は、大変なんだよ。マリーはこれから、お勉強をしなくちゃいけないんだよ。わかるね。だから、お母さんやお父さんと一緒に暮らしたほうがいいんだよ。それが、マリーの幸せなんだよ。」と言うと、勇馬は、マリーの頭をなでた。
マリーは、落ち込んでいたが、小さく頷くのだった。
「それじゃあ、本当に、お世話になりました。さようなら。」と言うと手を振って別れを告げるのだった。
マリーと両親は、勇馬が、見えなくなるまで、見送っていた。
マリーは、
「お父さん、お母さん、私、勇馬と一緒に白い世界を見てみたい。お願い、行かせてほしい。」と言うと両親は、
「マリーがついて行くのは、勇馬さんに迷惑をかける事になるから、止めておいた方がいいわよ。」と言うお母さんの言葉は、よくわかるのだが、マリーは、どうしても行きたかった。
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