4人が本棚に入れています
本棚に追加
その数時間後マリーの両親が出かけたので、マリーは両親に置手紙を書いた。そして、家にある馬車に、旅の支度をしてマリーは、勇馬を追いかけて家を出たのだった。
そのころ勇馬は、次の町を目指して歩いていた。
勇馬の心の中には、マリーがいた。
マリーは、ずっと勇馬が仕事をする時にそばにいてくれた。
何も言わずに、微笑んでいてくれたのだ。
勇馬は、そんな、マリーが大好きだった。
「さみしくなるな。」と小さくつぶやくのだった。
勇馬の足取りは軽く、先を急ぐのだった。
少しでも、早く、多くの町に色を付けたいと思っているからだ。
お昼過ぎになってから、勇馬は、マリーのお母さんにもらった、お弁当を食べる事にした。
ちょうど、大きな木の下にいいところがあったので、そこで食べる事にした。
勇馬が食べていると、パカパカと馬の足音が響いてくるのだった。
勇馬は、誰か来たのかと思って、音のする方を見た。
すると、こちらに一台の馬車が向かって来ていた。
最初のコメントを投稿しよう!