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勇馬は、
「ああそうだよ。」と言うと、少年は、
「勇馬、僕の家へ来てすぐそこなんだよ。案内するよ。僕の名前は、トニーって言うんだ。よろしくね。」と言うと馬のたずなを持ち、引っ張っていくのだった。
勇馬とマリーは、同時に、「ありがとう。」と言っていた。
トニーの言う通り、すぐに家についた。
トニーの家の横に、馬車を止めると、トニーに連れられて、家の中へ入って行った。
トニーは、両親と妹の4人暮らしだった。
トニーの家には、両親と妹がいて、竜馬たちの顔を見ると少し、驚いたようだった。
初めに口を開いたのは、父親だった。
「君たちは誰だい。」
母親は、
「あなた達の服には、色がついているのね。どうしてなの。」と聞かれた。
トニーは、勇馬の事を説明し始めた。
両親と妹は、トニーから説明を受けると、顔が明るくなってきていた。
「勇馬さんぜひ私達に協力をさせてください。この町に色を取り戻せるのなら、いくらでも協力します。」
と好意的な態度を示す父親は、さっそく、母親に向かって竜馬とマリーの寝床を用意させ、食事の用意もさせるのだった。
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