I am Paul.

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そう繰り返しながら、ポールはそそくさとその場を離れて行った。 「あいつ、ヤバイぞ」 ポールが去った後で、ぼそりとオーナーが呟く。 「撮ってた写真を消去しようと思って確認したけど、写ってたのほぼ地面だった」 えっ!? 被写体、私じゃなかったんかいっ! オーナーに詰め寄られたせいか、毎日のように現れていたポールは、ピタリと店に来なくなった。 やっと平穏が訪れた。 そして私は日々のルーチンワークをこなす。店頭でしゃがみ込みながら、ポット苗に水をあげていると、ポンポンと後ろから肩を叩かれた。 反射的に振り向くと、警察官のコスプレをしたポールが立っていたのだ。 突然の事に驚き、私は声を出せずに口を開けたままポールを見つめた。 ポールはヘラヘラ笑いながら、敬礼のポーズをし、私にこう告げたのだ。 「逮捕しちゃうぞ」 Σ(゚Д゚)ギャーーーーー!!!! (I am Paul *完*)
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