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中学生にもなると、部活をはじめて、なんだか逞しくなってきた。
その頃から自分は、夜勤をはじめていた。
日中と夜のすれ違い。
自分は、少し離れていた。
夜ばかりの仕事で、なかなか会話も無く、なんだか、遊んでやったのは、日曜の夜ばかりだった。
『起きろ…!テメー』
と、夜の11時に言われたりした。
起床だからだ。ばぁちゃんは寝ていたので、そこは、カズくんに頼っていた気がする。
渋々起きてから、彼が休む時間に仕事に行って、帰って来たら、学校に行って居ない…。
そんな暮らしが、中学2年まで続いた。
修学旅行…仕事帰ってから、朝に送ってあげた。
やはり、東京に行った時は、家が静かで寂しかった。
コレが長く離れた始めての日だったんだ…
ある日、自分は、会社をやめる羽目になり、普通の仕事を始めていた。
カズくんは、中学3年…受験。
最大の山場…!
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