蘇る記憶

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俺は、四姉妹の末っ子だ。 姉妹の昔は知らないし、仲が悪いいざこざの原因は、一番上の姉ちゃんだ…姉ちゃんは、母親が違うのだ。   俺の母親が結婚した後に、父親が黙ってつれて来た、前の人のとの子。もちろん俺の母親は、差別していた。   『騙された!』   今でも出てくる言葉…。 買う物も与えず、自分の子供を溺愛して、ケンカをして、家を飛び出して。   姉ちゃんだって、この家に居たくなくて、夜遊びが、たえなかった。  下の姉妹達も、警戒していて、嫌われ者のあの姉には、おばあちゃんだけが見方だったんだ。   それを知らない自分は、一番の姉になついていた。   時間が過ぎたある日、一番上の姉は、結婚した。 その時、まだ19歳で、母になった。 その先は…誰も知らない。 そう…あの子が家に、くるまで…。
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