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「それってもしかして、"滑るから足元注意"って看板じゃない?
あと、ロープは、
滑らないように手元の安全のために
壁と手すりに結ばれてるものだと思うけど、
凍結してる場所を覆い囲むようにはおいてあるが、
階段を封鎖はしていない」
「.....は!!!そう言われると確かに...」
小栗の指摘に、自分の早合点だったことに気づいた。
言われてみるとそうだったかもしれない。
「じゃあ、封鎖された展望台に行けなかった佐藤は、
いったいどこで待ってたわけ?」
「きょ、教会の中」
確実に追い込まれてしまった。
背中を掴まれて、
いつ鍋の中に放り込まれてもおかしくない
エビにでもなった気分だ。
「へええええーーー。
俺は雪降る中ずーーーーっと外で待っていたって言うのに
そちらは暖かいところで、ずーーーーーっと、
ぬくぬくしてたわけか。へええええーー」
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