3人が本棚に入れています
本棚に追加
鮮やかな色が 薄緑に色捕られて
眩しい緑が 瞳に映る頃
あなたの瞳には 何色が映っていたのだろう
豊かな色彩が消え 一つの小さな滴が
波を起こした
眩しい緑が世界を色づけ わたしの瞳を戦がせた
こんなに 悲しく明るい世界を
あなたは瞳に映せない
風が吹いても 木々が戦いでも
あなたの瞳は動かなくて
視界が世界に彩られて
瞳から 緑が零れ出すように
あなたの瞳に 触れたくて
その虚ろな瞳を 優しく戦がせて
季節を 世界を
優しく吹き込んであげたい
鮮やかな木々の色に 消えていった
柔かで優しい色とりどりの 儚い祈りを
その瞳に映してはあげられないけれど
そっと そっと その瞳に 優しい涙を…
最初のコメントを投稿しよう!