第1章
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太一はこれから仕事があると言い、マサルから離れていく。 マサルは思う。今までの人生は眠っている間に、見ている夢かもしれないと。 これは夢の中の出来事で、長い間眠っているだけだと。目覚めれば、すべて終わってしまうかもしれないと思う。 でも一通り小説を書いてから、すべて夢だったなんて書いたらいけないということを、マサルは知っている、 そんなことを書いてはいけない。
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