第1章

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 マサルは楽器店に就職しようと思ったことがある。今でも思う。 マサルがギターを弾くことを始めたのは、高校生時代からだが、フォークギターを弾いていた。  だから、バレーコードを押さえるのは必須だと思い、コードを押さえる練習を徹底的にした。   そのおかげで基礎的なことが身に付き、弾き語りだけでなく、バンドでギターを弾くのにも、すんなり入れた。  クラシックギターを弾いた時もあった。高校の音楽室に置いてあったクラシックギターを弾いた。  でも、あまりフォークギターのようにうまくいかない。それは当たり前だ。
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