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「いつまで寝てるか！アホ男爵!!」
怒鳴り声で目を覚ますとそこは受け入れ難い現実があった。
「今日は新入寮生が来るって言ってあるだろうが！」
この者の名は咲姫若菜（さかきわかな）この風路学園学生寮、第四寮を支配する寮長にして生徒会長だ。
「そのくらいわかっておる、故に目覚ましなるモノを…」
枕元に目をやるとそこには見事に砕け散った愛用のドラ○もんの目覚まし時計があった。
「ナント！これはどういう訳だ！咲姫若菜よ？」
恐る恐る振り返ると咲姫若菜は壁掛けの時計を突き出した。
その時計は………。
「ま、まて咲姫若菜よ。話せばわかる」
「速く動けアホ男爵!!」
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