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全体的にすらっとしてる冬原は、今日は黒を基調としたシンプルでスマートな服装をしていた。 シンプルなのにオシャレに見えるのは、身長が180以上あるせいで…さらに周りの女の子達にきゃあきゃあ言われるような顔立ちのせいだ。 ちぇ、どーせ俺はイケメンじゃねーですけどもっ。 ポカリを拾い上げて立ち上がる。 ぱきっと音を立てキャップを開けるころ、横では。 ごくっごくっごくっ… って、はぁ?? 「お前!それ、コーラじゃねーのか!」 「…そーだけど?」 だから? って怪訝な顔でこちらをみる冬原は、全く何も感じていないようだ。 「もしかして、俺の知らねーうちに炭酸、弱くなってんの?」 「は?」 「ちょ、貸せっ」 「あ、おい……」 ごっ…きゅ、いっっ 「ってぇぇーーっ!ごほっがはっ」 のど!いてぇ!! 変わってねぇじゃん! 子供の頃飲んだのと同じだし! 苦手だ!炭酸ほんと無理、痛いっ! 「…んだよ、普通に炭酸じゃん!いってぇっ! お前なんでそんなごくごく飲めてんの?キモいんだけど」 「……」 「おい、聞いてる?」
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