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『今日もいい子にしていたね』
貴方は僕をココに閉じ込め、鎖で絡めましたね。
そして僕は自分のモノであるという証をも首に。
屈辱的な初めての夜も、浅い眠りすら与えられず犯される日々も、いつしか僕の中で遠くなっていきました。
自由を求めながらも、ただ快楽に溺れる哀れな身。
羽根をもがれ、飛び立つ事も出来ない籠の中のカナリア。
かつては助けを呼ぶ為、啼き続けていました。
でも今は時についばむように、時に激しく奪われ、声も上げられない。
いつだって僕の唇は貴方に塞がれ、例え離れられても銀糸で繋がっている。
こんな狂った世界から誰が救ってくれるのでしょう?
でも、それは意外な形で現れたのです。
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