遭遇
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全く、なんて暑さだ。 駅の独特な匂いと共に、湿度の高いまとわりつくような空気がホームに漂っている。 いくら真夏とはいえ、ここ数年の気温の高さは異常だ。 滝のように額から流れ落ちる汗をハンカチで拭く。 「チッ……早く来いよ」 電車の到着時刻を知らせる電光掲示板を、恨めしく睨みながらそう呟いた。 おれは、営業の得意先まわりのため、ホームに立って電車を待っていた。
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