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慌てて会社に電話を入れる。
とりあえず、体調不良ということにしておいた。
少なくとも、こんな精神状態では仕事なんてできるわけがない。
その後も、思いつくままに検索をかけるも、全くと言っていいほど収穫はなかった。
ほとんど無意識に、DarknessDreamのアイコンをクリックする。
こんな時に何をやっているんだ……と思いながらも、現実逃避したい自分がいた。
平日、しかも早朝なので、知っている人どころか、ログインしている人も極わずかだった。
ログインしてみたものの、さすがにこれからプレイしてみようという気にはなれない。
画面の真ん中で、ただ立ち尽くす自分の分身を眺めながら、むなしく時間だけが過ぎていった。
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