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YUKIが具体的にどう力になれるのかはまだわからない。
だが、さっきまでの八方塞がりだった状態を考えれば、まさに天国と地獄だ。
おかげで、おれはだいぶ落ち着きを取り戻していた。何より、今の自分の状況を理解してくれる人がいると思うだけで、かなり心が軽かった。
時計を見ると、午前9時半を少し回ったところだ。
そいえば、起きてから水一滴も口にしていないことに気がついた。
軽く朝食を取って身支度をした後、時間の経過とともに再び膨れ上がってくる不安を必死に抑えながら、おれはアパートを出た。
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