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「まったく……まさか、女だとは思ってなかったよ」
とりあえず、駅の外に出ようということになり、おれたちは出口へと向かっていた。
「ふふっ。でもわたし、男だなんて一言も言ってないよ?」
ちょっとイタズラっぽい笑みを浮かべて、YUKIが応える。
「『わたし』っって、ゲームじゃ『ぼく』って言ってたじゃないか?」
「だって、男のキャラで、女言葉じゃ変でしょ?」
まあ、確かにそう言われればそうだが。
「それより!」
「なに?」
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