第1章
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とある廃屋らしき場所に「村山翼」は居た 「こ、ここ…は……?」 か弱い声で発し いまでも喉がつぶれそうな感覚に陥っていた 回りは暗黒に満ち、カビ臭い、そして血の臭いに満ちていた 暗闇に葬られた翼は、段々焦りが見えてきた 「だ、誰か…うぅ…た、たすけて…」 やはり声は小さい やがて翼は下半身に違和感を感じ始めた。 暗くて見えないが、足が無い。 翼の顔は真っ青になっていた。
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