第2章

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雅司は社会人で25歳。 初めて会ったのは居酒屋。 私は友達の合コンに付き合って行っていて、雅司は彼女とその友達カップルと来ていた。 初めて見たときの印象は爽やかメンズって感じかな。 彼女は華奢な感じの可愛い人。 合コンも飽きてきて斜め前に見える雅司を眺めてた。 彼女は雅司にベッタリで。 仲良いななんて思いながら二人を見てた。 それが、たまたま会ったのは私のバイト先の喫茶店。 その日は彼女は居なくて。 男友達なのか数人で店に入ってきた。 あっ。居酒屋の爽やか君。  何て思いながらメニューと水をそのテーブルに運んだ。 『いらっしゃいませ。』 テーブルに水を置いてメニューを置いた。 顔を上げると雅司と目が合って。 「あっ。居酒屋の。」 覚えてたのか私の顔を見てそう言った雅司に一緒に居た友達が言った。 「何?雅司。知り合い?」 「この間、言ったじゃないですか。すげぇ綺麗な人が駅前の居酒屋に居たって。この人ですよ。」 友達じゃなく先輩なのだろう。 敬語でその人に話をしていた。 『決まりましたらお呼びください。』 頭を下げてテーブルから離れた。
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