第2章

7/11

315人が本棚に入れています
本棚に追加
/230ページ
『ダメって言うかさ。だって、私はタカの彼女じゃないしさ。その人に連絡するかしないかは私が決める事でしょ?それをタカが勝手に捨てるのはおかしくない?』 おかしいよね? まぁ。連絡するつもりは無いけどさ。 「…まぁ。そうだけどさ。でも、俺は侑李の事好きだよ。」 『そう言うセリフは彼女と別れてから言って。私は好きだけど。タカが言うのはおかしいでしょ?それにタカは彼女と別れたとしても私とは付き合わないでしょ?』 分かってるから好きだって言ってるんだけどね。 「…どうかな。分からねぇ。」 そんな関係。 それから暫くして、タカは彼女と別れたと言ってきた。 じゃあ、私はもう会わない。 『タカ。好きだったよ。バイバイ。』 電話でそう告げてタカとは終わり。 結局、電話番号を捨てられて連絡はしなかった。と、いうかする気はなかったんだけど。 その数ヶ月後、居酒屋爽やか君に偶然会ったのは駅で。
/230ページ

最初のコメントを投稿しよう!

315人が本棚に入れています
本棚に追加