第4章

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「で?もう終わりにしたって訳?」 今日のランチは学食のカフェテラス。 渚がパスタをフォークで巻きながら聞いてくる。 『ん。もう会わない。電話番号も消したし。っていうか、かけて来ない様に拒否った。』 今日のBランチのハンバーグを食べながら答える。 「あんたって、サッパリしてるっていうか。何でそんなに直ぐに割りきれる訳?2号だとしてもそれなりに好きだったんでしょ?」 呆れた様に言われる。 『まぁ。それなりにね。でもさ、やっぱり彼女と上手くいってるの目の当たりにすれば冷めるでしょ。初めから分かってる事だとしてもね。何か面倒くさくなっちゃうのよね。』 サラダを頬張る。 「面倒って。侑李さ。そろそろ本気で恋してみたら?毎回、彼女持ちとか辛いでしょ?」 『本気で恋して浮気された方が辛いよ。それなら最初から分かってて2番目に居た方が楽でしょ?束縛されないし嫉妬もしない。恋愛で人生の喜怒哀楽を持ってかれるのは損よ。』 人生楽しまなきゃ損でしょ。 「恋愛って損得じゃないでしょ?確かに嫉妬したりケンカしたり辛い事もあるけどさ。それ以上に愛されて嬉しくて心から幸せ感じるんじゃない。私から言わせればまともな恋愛しない侑李の方が損してるわよ。」 そんなもんかねぇ。 何て、上の空で渚の話を聞いていた。
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