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呆れる渚を横目にバイブにしていたスマホがLINEを知らせたのに目を移す。
【今夜、会える?】
その内容に口角を上げ返信をする。
【いいよ。何時頃になる?】
送信。
「またあの人?やめなって。」
その様子を見ていた渚がアイスティーにさしてあるストローを口につけて私に視線をやる。
『いいのよ。』
スマホをテーブルに置きアイスコーヒーを一口飲んだ。
「どうせ終わる恋なんてしても仕方ないでしょ?」
『恋愛なんて、ちゃんと付き合ってても終わるもんよ。』
「そうとは限らないでしょ?恋愛から結婚する人なんて沢山居るわよ。っていうか、それが普通でしょ。」
結婚ねぇ。
『結婚とか。私には有り得ない話ね。恋愛イコール結婚じゃないでしょ?』
「今はそうかもしれないけど、将来的にはそうなってくるでしょ。」
『じゃあ。渚は松田君と結婚考えてるの?』
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