第7章

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「で?そのホスト君は諦めないって?」 今日は午前中で受講講義が終わり、近くの喫茶店で昼食。 『そう。何かさ。バカにされてるとしか思えないよね。何が俺の1番になれよ。よ。ふざけてんのかって、話よ。』 本日のおすすめランチを待ちながら渚にぼやく。 「ホストねぇ。まぁ。普通に考えて無理よね。だって、普段から沢山の女を相手してる訳でしょ?口も上手いし嘘だって平気でつけるわけだし。」 お手拭きで手を拭きながら渚が言った。 『でしょ?私、ホストとか1番嫌いな人種だし。有り得ないっての。』 お冷やを飲んでぼやく。 「そりゃ、また。変なのに付きまとわれてるわね。あれだっけ?舞と行ったホストクラブ。結構、有名なホストクラブなんでしょ?」 『みたいね。ホストの世界じゃ1番有名なホストクラブとか言ってたし。私、直ぐに帰ってきたんだけどさ。何て言うの?あの雰囲気が嫌だった。舞の従姉って人もさっさと入っていっちゃうしさ。付き合わせといて失礼な話よね。』 愚痴を言っている間にランチが運ばれてきた。 因みに本日のおすすめランチは、海老とアボカドのグラタン。 パンとサラダとスープ付き。 食後に珈琲も付いてきて880円。 料理が並んだテーブルに満足してスプーンを手に取る。
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