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「舞の従姉なら分かる気がする。で?どうするのよ。」
グラタンを掬いながら渚が言った。
『どうするも何も。私が彼氏とか作らないの知ってるでしょ?って言うか、ちゃんと断ったわよ。ホストとか2番でも嫌だって。来るだけ無駄だってね。』
私もグラタンを掬いふぅ~ふぅと冷ます。
「でも、諦めないって言ってるんでしょ?まして、名前も学校もバイト先もマンションも知られてる訳だし。あんたもバカよね。マンションの手前でも言っとけば良かったのに。マンション前って。」
呆れた様に渚が言った。
『全部知られて様が私が相手しなきゃいいだけの話じゃない。それに、ホストも暇じゃないでしょ。いづれ飽きて来なくなるわよ。ただ単に暇潰しなんじゃないの?自分に媚びない女を堕とせるかどうかってさ。』
ホストだし。
「あ~。プライド的な?俺に堕ちない女は居ない。とかってやつ?」
納得している渚。
『そうそう。居るじゃない。そう言う変なプライド持ってる奴。正にそれ。迷惑過ぎるわよ。』
「本当ね。まぁ。頑張って。」
話に飽きたらしい渚はそう言うと黙々とランチを食べ出した。
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