第1章

6/6

315人が本棚に入れています
本棚に追加
/230ページ
「今は学生だから無いけど。別れなければ有り得るわよ。」 有り得るのか。 渚には彼氏がいる。 高校の頃から付き合っている彼氏が。 『渚さ。松田君の事、信用してる?』 「してるわよ。」 『ずっと私の恋愛見てるのに?男を信用出来るの?』 「だから。それは侑李の周りの男が悪いってだけじゃない。世の中の男全部がそんなのばっかりじゃないわよ。」 そうかな? 『私は男を信じるとか無理。』 絶対に無理。 「もうさ。本当、侑李はバカよね。」 大きなため息をついて渚に言われた。 『そう?私は賢い恋愛だと思うけどね。』 そう言って微笑むと、またため息をつかれた。
/230ページ

最初のコメントを投稿しよう!

315人が本棚に入れています
本棚に追加