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「…まぁ。そう言われたらそうだけど。あっ。そうだ。じゃあさ。一緒に住む?そしたら、時間がすれ違っても少しでも一緒に居れるし。朝はこうやって一緒に過ごせばいいじゃん。金も貯まるしさ。ねっ?すげぇ良い考えじゃね?」
……おいおい。
『…絶対、やだ。結局、それってあんたが転がり込んで来るって事でしょ?あんたのアパートじゃ無理そうだし。それに、朝食作るの私じゃない。私、大学卒業したらバリバリ働く予定だし。あんたに構ってる暇なんて無いわよ。』
「働けばいいじゃん。俺もちゃんと家事とかするし。朝飯だって作るし。侑李の負担も減ると思うけどな。光熱費も半分出しすればお互い助かるじゃん。」
『…ちょっと待ってよ。それって、付き合うの前提で言ってるよね?私、あんたの彼女になるとか一言も言ってないんだけど。話が飛びすぎよ。』
「とりあえず、一緒に住んでみようぜ。それでも俺を受け入れないなら諦めるけど。1ヶ月。試してみねぇ?その間、侑李には指一本触れないから。俺、本気だし。ねっ?そうしようぜ。」
……何だそれ。
『勝手に決めないでよね。』
「じゃ、夜中でも朝方でも会いに来るけど。それでもいい?」
『…嫌よ。寝れないじゃない。迷惑よ。』
ふざけないでよね。
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